［特に優先的に整備が望まれる導入機能の例］

・共同配送・物流のニューサービス（トランクルーム・バイク便）

・集客型展示機能

・小売機能

・リサイクル機能

・アウトレット

・リサイクルショップ

等

5）関西国際空港の航空貨物を対象とした高付加価値創造型拠点

（E地域（南大阪〜和歌山）、／国際デリバリー型）関西国際空港の直接的な背後地となる当地域は、小ロット、多様性、高付加価値といった性質を持つ国際航空貨物を迅速に配送しつつ、荷主の立地進展に対応した、国際デリバリー型の物流拠点整備が求められる。特に、航空貨物は短いリードタイムが求められることから、速達便・時間指定便に対応できる回転型の物流拠点整備が求められる。

そして、当地域において品質管理機能や流通加工機能の充実を積極的に図ることに加え、輸入商品の展示・販売や個人輸入のコンサルティングなどを行う等、輸入貨物への対応機能を高めていくことにより、わが国の国際ゲートウェイである関西国際空港の輸入促進を図ることが求められる。さらに、今後とも輸出貨物の増大が見込まれることから、それらを見据えた新たな対応も視野に入れる必要がある。

航空貨物は多様性、季節性に富み、高付加価値な貨物の取扱が多いことから航空貨物の受け皿では、食料品、衣料、機械等の組立製品に対応した多様な機能整備が求められるとともに、共同体制による流通加工の仕組みを創造していくことにより、波動性に対応していくことが必要である。

また、域内における集配送は、共同配送に取り組んでいく等、交錯輸送の改善に取り組んでいくことが求められる。

さらに、関西国際空港は、わが国初の本格的24時間空港であることから、深夜・早朝便を受け入れる体制を構築していくことが必要である。

なお、この地域は将来的には広域物流の海上・陸上の拠点となる可能性のある地域であり、各輸送モードのリンクを検討する必要がある。

［特に優先的に整備が望まれる導入機能の例］

・流通加工機能

・品質管理機能

・輸出入貨物対応機能

・食料品、衣料、機械等の加工組立機能

・常時運営体制

等

前ページ　　　目次へ　　　次ページ